CCNP 問題1 / 30 REF:642-902.6469
解説: 最適パスの決定プロセスを以下に示します。
1. 最も大きな WEIGHTを持つパスが優先されます。
2. 最も大きなLocal Prefを持つパスが優先されます。
3. ローカルに発信されたパスが優先されます。
4. 最短の AS_PATHを持つパスが優先されます。
5. 最小のOriginタイプを持つパスが優先されます。
6. 最小のMEDを持つパスが優先されます。
7. iBGPで学習したパスよりもeBGPで学習したパスの方が優先されます。
8. BGP ネクストホップへの最小の IGP メトリックを持つパスが優先されます。
9. 両方のパスが外部のときは、先に受信したパス(最も古いパス)が優先されます。
10. 最小のルータ ID を持つ BGP ルータから送られた経路が優先されます。
本問題では、Weightが"0"に設定されているため、最適パスは"Local preference"を用いて決定され ます。"128.214.63.2"のLocal Prefの値が400と一番大きいので、"128.214.63.2"が ベストパスになります。また、">"がベストパスを示します。
Crammediaネットワーク内のルータで投入した"show ip bgp"コマンドの出力結果を以下に示します
143.16.0.0
に対するベストパスのネクストホップを以下から選択してください。
Crammedia2#show ip bgp BGP table version is 1046033. local router ID is 198.32.162.100 Status codes: S suppressed, d damped, h history, * valid, > best, I – internal Origin codes: I –IGP, e EGP, ? -incomplete Network Next hop Metric LocPrf Weight Path *>i143.16.0.0 128.214.63.2 0 400 0 64998 65222 65223 i *143.16.0.0 192.208.10.5 0 300 0 64998 65222 65223 I *143.16.0.0 143.16.63.5 0 100 0 64998 65222 65223 I *143.16.0.0 203.250.13.41 0 100 0 64998 65222 65223 I |
解説: 最適パスの決定プロセスを以下に示します。
1. 最も大きな WEIGHTを持つパスが優先されます。
2. 最も大きなLocal Prefを持つパスが優先されます。
3. ローカルに発信されたパスが優先されます。
4. 最短の AS_PATHを持つパスが優先されます。
5. 最小のOriginタイプを持つパスが優先されます。
6. 最小のMEDを持つパスが優先されます。
7. iBGPで学習したパスよりもeBGPで学習したパスの方が優先されます。
8. BGP ネクストホップへの最小の IGP メトリックを持つパスが優先されます。
9. 両方のパスが外部のときは、先に受信したパス(最も古いパス)が優先されます。
10. 最小のルータ ID を持つ BGP ルータから送られた経路が優先されます。
本問題では、Weightが"0"に設定されているため、最適パスは"Local preference"を用いて決定され ます。"128.214.63.2"のLocal Prefの値が400と一番大きいので、"128.214.63.2"が ベストパスになります。また、">"がベストパスを示します。
CCNP 問題2 / 30 REF:642-902.6689
解説:プレフィックスリストの作成は、ip prefix-list list-name (sequence-value) [deny|permit] network コマンドを使用します。ここでは、デフォルトルートを拒否したいので、ip prefix-list abc deny 0.0.0.0/0を 設定します。
不正解:
「ip prefix-list abc permit 0.0.0.0/32」,「ip prefix-list abc permit 255.255.255.255/32 」:許可のリストは使用しません。
「ip prefix-list abc deny 255.255.255.255/0」:この場合、デフォルトルートを含む全てのルートを拒否します。
BGPプレフィックスリストを使用して、デフォルトルート0.0.0.0 を拒否したい場合に使用するものを下記の選択肢から選択してください。
解説:プレフィックスリストの作成は、ip prefix-list list-name (sequence-value) [deny|permit] network コマンドを使用します。ここでは、デフォルトルートを拒否したいので、ip prefix-list abc deny 0.0.0.0/0を 設定します。
不正解:
「ip prefix-list abc permit 0.0.0.0/32」,「ip prefix-list abc permit 255.255.255.255/32 」:許可のリストは使用しません。
「ip prefix-list abc deny 255.255.255.255/0」:この場合、デフォルトルートを含む全てのルートを拒否します。
CCNP 問題3 / 30 REF:642-902.6691
解説: show ip protocolsコマンドは各インタフェースに現在設定さ れているプロトコルを表示する場合に使用します。このコマンドによりインバウンドおよびアウトバウンドフィルタ情報を含む稼働中のルーティングプ ロトコルを表示します。
不正解について:
「show ip」: show ipは存在しないコマンドです。
「show ip route」: show ip routeは再配送の結果が反映されたか確認する為にルーティングテーブルを表示するコマン ドでありフィルタ情報は表示しません。
「show ip interface」: show ip interfaceコマンドはインタフェースの状態表示およびIPアドレスなどのサ マリを表示しますがフィルタリングリストを表示しません。
「show protocol filters」:無効なコマンドです。
あなた複数のIPルーティングプロトコルの設定がされているルータでどのインバウンドおよびアウトバウンドのルーティングアップデートがどのよう
にフィルタリングされているか確認を行っています。次のうちこのルータのフィルタリング状況を参照するのに使うコマンドを選択してください。
解説: show ip protocolsコマンドは各インタフェースに現在設定さ れているプロトコルを表示する場合に使用します。このコマンドによりインバウンドおよびアウトバウンドフィルタ情報を含む稼働中のルーティングプ ロトコルを表示します。
不正解について:
「show ip」: show ipは存在しないコマンドです。
「show ip route」: show ip routeは再配送の結果が反映されたか確認する為にルーティングテーブルを表示するコマン ドでありフィルタ情報は表示しません。
「show ip interface」: show ip interfaceコマンドはインタフェースの状態表示およびIPアドレスなどのサ マリを表示しますがフィルタリングリストを表示しません。
「show protocol filters」:無効なコマンドです。
CCNP 問題4 / 30 REF:642-902.22921
解説:
AS_Path パラメータを使用して、3 つのルート間の最善のパスを選択します。BGP は、ネットワークの設定の際に設定された様々な BGP 属性を分析してルータ A からルータ B への最善のパスを選択します。次は、主な BGP 属性とその確認順序です。
Weight - 最大の weight が選択されます。
LOCAL_PREF - 最大のLOCAL_PREF が選択されます。
Locally originated routes -ローカルルートが選択されます。
AS_PATH - 最短の AS_PATH が選択されます。
Origin type - 最小の originタイプが選択されます。
Multi-exit Discriminator (MED) ― 最小 MED が選択されます。
weight 属性は、3 つのルートですべて同じなので、BGP は LOCAL_PREF 属性の値を確認します。ただし、3 つのルートすべてにbgp default local-preference 50 コマンドが実行され、これらのルートの LOCAL_PREF 属性の値が 50 に設定されたので、この属性も 3 つのルートで同じになります。
次に、BGP は、network コマンドまたは aggregate コマンドを使用して、ローカルが発信元のルートがあるかどうかを確認します。このシナリオでは、BGP の設定の際にnetwork コマンドによって3 つのルートすべてがローカルに作成されていので、BGP はAS_PATH 属性の値を分析します。この属性は特定のルートで経由されるAS 番号のリストを参照します。AS_PATH が最短のルートが最善のパスとして選択されます。
参考資料:
あなたは、同じ自律システム(AS)内で、複数のルータによる BGP ネットワークを設定しました。ネットワーク内のルータA からルータB への可能なルートは3 つあります。次の条件があります。
3 つのルートのweight はすべて同じである。
3 つのルートはすべて network コマンドを使用してローカルで作成された。
bgp default local-preference 50 コマンドは 3 つのルートすべてに実行する。
3 つのルートが経由するAS リストはすべて異なる。
次のうち、3 つのルートの間の最善のパスを選択するために使用するパラメータはどれですか?
3 つのルートのweight はすべて同じである。
3 つのルートはすべて network コマンドを使用してローカルで作成された。
bgp default local-preference 50 コマンドは 3 つのルートすべてに実行する。
3 つのルートが経由するAS リストはすべて異なる。
次のうち、3 つのルートの間の最善のパスを選択するために使用するパラメータはどれですか?
解説:
AS_Path パラメータを使用して、3 つのルート間の最善のパスを選択します。BGP は、ネットワークの設定の際に設定された様々な BGP 属性を分析してルータ A からルータ B への最善のパスを選択します。次は、主な BGP 属性とその確認順序です。
Weight - 最大の weight が選択されます。
LOCAL_PREF - 最大のLOCAL_PREF が選択されます。
Locally originated routes -ローカルルートが選択されます。
AS_PATH - 最短の AS_PATH が選択されます。
Origin type - 最小の originタイプが選択されます。
Multi-exit Discriminator (MED) ― 最小 MED が選択されます。
weight 属性は、3 つのルートですべて同じなので、BGP は LOCAL_PREF 属性の値を確認します。ただし、3 つのルートすべてにbgp default local-preference 50 コマンドが実行され、これらのルートの LOCAL_PREF 属性の値が 50 に設定されたので、この属性も 3 つのルートで同じになります。
次に、BGP は、network コマンドまたは aggregate コマンドを使用して、ローカルが発信元のルートがあるかどうかを確認します。このシナリオでは、BGP の設定の際にnetwork コマンドによって3 つのルートすべてがローカルに作成されていので、BGP はAS_PATH 属性の値を分析します。この属性は特定のルートで経由されるAS 番号のリストを参照します。AS_PATH が最短のルートが最善のパスとして選択されます。
参考資料:
CCNP 問題5 / 30 REF:642-902.22926
解説:
グローバルコンフィギュレーションモードで service dhcp コマンドを使用すると、Cisco ルータ上で DHCP およびリレー サービスを有効にできます。デフォルトでは、これらのサービスはすでにルータ上で有効になっていますが、no service dhcp コマンドを使用して無効にできます。DHCP サービスが実際に機能するためには、アドレスプールを作成して、静的に定義したアドレス(ルータ自体など)を除外する必要があります。ルータに2 つのインターフェイスがあり、両方のインターフェイス上でアドレスを発行する場合は、2 つのプールと2 つのexclusion ステートメントが必要です。
次は、show run コマンドの出力の一部の完全な設定の例です。このルータには 10.0.0.1/24 と192.168.5.1/24 の2 つのインターフェイスがあるので、2 つのプールと2 つのexclusion ステートメントが必要です。exclusion ステートメントは10.0.0.0/24 プールから 10.0.0.1-10.0.0.5 のアドレス範囲を除外し、192.168.5.0/24 プールから192.168.5.1-192.168.5.5 を除外して、10.0.0./24 および192.168.5.0/24 のプールを作成します。
router5# show run
<output omitted>
ip dhcp excluded-address 10.0.0.1 10.0.5
ip dhcp excluded-address 192.168.0.1 192.168.0.5
!
ip dhcp pool main
Network 10.0.0.0 255.255.255.0
ip dhcp pool branch
Network 192.168.5.0 255.255.255.0
参考資料:
次のうち、Cisco
ルータ上で DHCP およびリレー サービスを有効にするコマンドはどれですか?
解説:
グローバルコンフィギュレーションモードで service dhcp コマンドを使用すると、Cisco ルータ上で DHCP およびリレー サービスを有効にできます。デフォルトでは、これらのサービスはすでにルータ上で有効になっていますが、no service dhcp コマンドを使用して無効にできます。DHCP サービスが実際に機能するためには、アドレスプールを作成して、静的に定義したアドレス(ルータ自体など)を除外する必要があります。ルータに2 つのインターフェイスがあり、両方のインターフェイス上でアドレスを発行する場合は、2 つのプールと2 つのexclusion ステートメントが必要です。
次は、show run コマンドの出力の一部の完全な設定の例です。このルータには 10.0.0.1/24 と192.168.5.1/24 の2 つのインターフェイスがあるので、2 つのプールと2 つのexclusion ステートメントが必要です。exclusion ステートメントは10.0.0.0/24 プールから 10.0.0.1-10.0.0.5 のアドレス範囲を除外し、192.168.5.0/24 プールから192.168.5.1-192.168.5.5 を除外して、10.0.0./24 および192.168.5.0/24 のプールを作成します。
router5# show run
<output omitted>
ip dhcp excluded-address 10.0.0.1 10.0.5
ip dhcp excluded-address 192.168.0.1 192.168.0.5
!
ip dhcp pool main
Network 10.0.0.0 255.255.255.0
ip dhcp pool branch
Network 192.168.5.0 255.255.255.0
参考資料:
CCNP 問題6 / 30 REF:642-902.23138
解説:
::/128 は不特定アドレスです。(RFC4291)
::/0 は、デフォルトのユニキャスト ルートアドレスです。
参考資料: IPv6 アドレスの特別な使用 - draft-ietf-v6ops-rfc3330-for-ipv6-04.txt
http://tools.ietf.org/html/draft-ietf-v6ops-rfc3330-for-ipv6-04
あなたは、CramMedia IPv6 ネットワークのアドレススキームを設計する必要があります。 IPv6 アドレス::/0 と::/128 の違いは何ですか?
解説:
::/128 は不特定アドレスです。(RFC4291)
::/0 は、デフォルトのユニキャスト ルートアドレスです。
参考資料: IPv6 アドレスの特別な使用 - draft-ietf-v6ops-rfc3330-for-ipv6-04.txt
http://tools.ietf.org/html/draft-ietf-v6ops-rfc3330-for-ipv6-04
CCNP 問題7 / 30 REF:642-902.23139
解説:
出力に表示されているグループアドレスは、すべての IPv6 ホストアドレス(FF02::1)、すべての IPv6 ルータアドレス(FF02::2)、CM1 のグローバルユニキャストアドレスに基づいて要請されたノードアドレス(FF02::1:FF:12:3456)です。また、CM1のグローバルユニキャストアドレスは、「CM1 の 2000::4:213:19FF:FE12:3456 アドレスは…」という回答に正しく表示されていますが、 "[EUI]" 表記は、CM1 が EUI-64 形式を使用してインターフェース ID 部分を作成したことを暗示しています。
あなたはルータ CM1 上で、IPv6 が正常に稼動していることを確認したいと考えています。ルータ CM1 上で show コマンドを実行したところ、以下の出力が表示されました。 CM1 について正しく説明しているのは、次のどれですか?
CM1# show ipv6 interface f0/0
FastEthernet0/0 is up, line protocol is up
IPv6 is enabled, link-local address is FE80::213:19FF:FE12:3456
No Virtual link-local address(es):
Global unicast address(es):
2000::4:213:19FF:FE12:3456, subnet is 2000:0:0:4::/64 [EUI]
Joined group address(es):
FF02::1
FF02::2
FF02::1:FF:12:3456
CM1# show ipv6 interface f0/0
FastEthernet0/0 is up, line protocol is up
IPv6 is enabled, link-local address is FE80::213:19FF:FE12:3456
No Virtual link-local address(es):
Global unicast address(es):
2000::4:213:19FF:FE12:3456, subnet is 2000:0:0:4::/64 [EUI]
Joined group address(es):
FF02::1
FF02::2
FF02::1:FF:12:3456
解説:
出力に表示されているグループアドレスは、すべての IPv6 ホストアドレス(FF02::1)、すべての IPv6 ルータアドレス(FF02::2)、CM1 のグローバルユニキャストアドレスに基づいて要請されたノードアドレス(FF02::1:FF:12:3456)です。また、CM1のグローバルユニキャストアドレスは、「CM1 の 2000::4:213:19FF:FE12:3456 アドレスは…」という回答に正しく表示されていますが、 "[EUI]" 表記は、CM1 が EUI-64 形式を使用してインターフェース ID 部分を作成したことを暗示しています。
CCNP 問題8 / 30 REF:642-902.23150
解説: 設定:
6bone ISP は 6bone 境界ルータ向けに IPv4 アドレス(192.168.33.1)を提供しています。
このアドレス情報を使用して、以下のコマンドを入力し、識別されたデュアルスタック境界ルータに 6to4 トンネルを設定します。
Enterprise Router
ipv6 unicast-routing
interface Ethemet0
description connection to 6bone ISP
ip address 192.168.99.1 255.255.255.0
interface Tunnel2002
description 6to4 tunnel to 6bone ISP
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
ipv6 route 2002::/16 Tunnel2002
ipv6 route ::/0 2002:C0A8:2101::1
参考資料:
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/100/1007871/6bone_tc_1-j.shtml
CramMedia ルータが、以下の通りに設定されています。
ipv6 unicast-routing
interface Ethemet0
ip address 192.168.99.1 255.255.255.0
interface Tunnel2002
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
ipv6 route 2002::/16 Tunnel2002
ipv6 route ::/0 2002:C0A8:2101::1
上記の一部の設定をもとに考えた場合、IPv6 について正しく説明しているのは、次のどれですか?
ipv6 unicast-routing
interface Ethemet0
ip address 192.168.99.1 255.255.255.0
interface Tunnel2002
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
ipv6 route 2002::/16 Tunnel2002
ipv6 route ::/0 2002:C0A8:2101::1
上記の一部の設定をもとに考えた場合、IPv6 について正しく説明しているのは、次のどれですか?
解説: 設定:
6bone ISP は 6bone 境界ルータ向けに IPv4 アドレス(192.168.33.1)を提供しています。
このアドレス情報を使用して、以下のコマンドを入力し、識別されたデュアルスタック境界ルータに 6to4 トンネルを設定します。
Enterprise Router
ipv6 unicast-routing
interface Ethemet0
description connection to 6bone ISP
ip address 192.168.99.1 255.255.255.0
interface Tunnel2002
description 6to4 tunnel to 6bone ISP
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
ipv6 route 2002::/16 Tunnel2002
ipv6 route ::/0 2002:C0A8:2101::1
参考資料:
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/100/1007871/6bone_tc_1-j.shtml
CCNP 問題9 / 30 REF:642-902.23154
解説:
この CramMedia ルータは、IPv6 デュアルスタック設定の例を示しています。デュアルスタック(下記の図1参照)は、ルータ上でIPv4 と IPv6 プロトコルスタックを稼動しています。これは、Internetwork Packet Exchange (IPX)、 AppleTalk、 IPおよびその他のプロトコルを同時に稼動する以前のマルチプロトコルネットワーク環境に似ています。デュアルスタックバックボーンを使用して IPv6 を実装するテクニックにより、デュアル IP 層ルーティングバックボーンで IPv4 と IPv6 アプリケーションを共存させることができます。 IPv4 通信は、IPv4 プロトコルスタックを使用して、IPv6 通信は、IPv6 スタックを使用します。デュアルスタックは、IPv4 および IPv6 アプリケーションを併用するキャンパスネットワークの移行戦略に最適です。
図1: デュアルスタックの例:
参考資料:
ルータ CM1:
<output omitted>
ipv6 unicast routing
interface fastethernet 0/0
ip address 192.168.200.1 255.255.255.0
ipv6 address 3ff:2222:c18:1::3/127
ルータ CM1 が、図の通りに設定されています。 図の情報に基づいて考えた場合、CM1 の設定について正しく説明しているのは、次のどれですか?(2つ選択してください)
<output omitted>
ipv6 unicast routing
interface fastethernet 0/0
ip address 192.168.200.1 255.255.255.0
ipv6 address 3ff:2222:c18:1::3/127
ルータ CM1 が、図の通りに設定されています。 図の情報に基づいて考えた場合、CM1 の設定について正しく説明しているのは、次のどれですか?(2つ選択してください)
解説:
この CramMedia ルータは、IPv6 デュアルスタック設定の例を示しています。デュアルスタック(下記の図1参照)は、ルータ上でIPv4 と IPv6 プロトコルスタックを稼動しています。これは、Internetwork Packet Exchange (IPX)、 AppleTalk、 IPおよびその他のプロトコルを同時に稼動する以前のマルチプロトコルネットワーク環境に似ています。デュアルスタックバックボーンを使用して IPv6 を実装するテクニックにより、デュアル IP 層ルーティングバックボーンで IPv4 と IPv6 アプリケーションを共存させることができます。 IPv4 通信は、IPv4 プロトコルスタックを使用して、IPv6 通信は、IPv6 スタックを使用します。デュアルスタックは、IPv4 および IPv6 アプリケーションを併用するキャンパスネットワークの移行戦略に最適です。
図1: デュアルスタックの例:
参考資料:
CCNP 問題10 / 30 REF:642-902.23156
解説:
6to4 移行メカニズムでは、サイトの IPv4 トンネルのエンドポイント(動的トンネルに使用)を、そのサイトを示す外部ルーティングプレフィクスでアドバタイズして、複雑な ISP へのトンネル設定を手動で行う問題を解決します。 IPv6 の集約可能グローバルユニキャストアドレスの 48 ビットの外部ルーティングプレフィクスの仕様は、この設定を可能にするために、32 ビットの IPv4 トンネルエンドポイントアドレス(図3 の V4ADDR 参照)をちょうど含めることができる 32 ビットのスペースを提供しています。
6to4 ルータの送信/発信の規則
発信サイトの 6to4 ルータがパケットを別のサイト(非ローカルの宛先)に送信する必要を認識して、そのネクストホップの宛先プレフィクスに特別な6to4 Top Level Aggregation (TLA) 値である 2002::/16 が含まれる場合、IPv6 パケットは遷移メカニズム RFC の定義通り、IPv4 プロトコルタイプ 41 により IPv4 パケット内でカプセル化されます。
参考資料: IPv4上でのIPv6 ルーティング
Crammedia は、IPv6 ネットワーク内で 6to4 トンネリングを使用しています。この種のトンネリングについて正しく説明しているのは、次のどれですか?(2つ選択してください)
解説:
6to4 移行メカニズムでは、サイトの IPv4 トンネルのエンドポイント(動的トンネルに使用)を、そのサイトを示す外部ルーティングプレフィクスでアドバタイズして、複雑な ISP へのトンネル設定を手動で行う問題を解決します。 IPv6 の集約可能グローバルユニキャストアドレスの 48 ビットの外部ルーティングプレフィクスの仕様は、この設定を可能にするために、32 ビットの IPv4 トンネルエンドポイントアドレス(図3 の V4ADDR 参照)をちょうど含めることができる 32 ビットのスペースを提供しています。
6to4 ルータの送信/発信の規則
発信サイトの 6to4 ルータがパケットを別のサイト(非ローカルの宛先)に送信する必要を認識して、そのネクストホップの宛先プレフィクスに特別な6to4 Top Level Aggregation (TLA) 値である 2002::/16 が含まれる場合、IPv6 パケットは遷移メカニズム RFC の定義通り、IPv4 プロトコルタイプ 41 により IPv4 パケット内でカプセル化されます。
参考資料: IPv4上でのIPv6 ルーティング
CCNP 問題11 / 30 REF:642-902.23159
解説:
トンネル インターフェースの設定例:
interface Tunnel2002
description 6to4 tunnel to 6bone ISP
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
参考資料:IPv6: IPv6 の 6to4 トンネルを使用した 6bone 接続
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/100/1007871/6bone_tc_1-j.shtml
CramMedia ネットワーク内で、IPv4 と互換性のある IPv6 トンネルを提供するには、ルータ CM1 上でどののインターフェースコマンドを実行すればよいですか?
解説:
トンネル インターフェースの設定例:
interface Tunnel2002
description 6to4 tunnel to 6bone ISP
no ip address
no ip redirects
ipv6 address 2002:C0A8:6301::1/128
tunnel source ethernet0
tunnel mode ipv6ip 6to4
参考資料:IPv6: IPv6 の 6to4 トンネルを使用した 6bone 接続
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/tac/100/1007871/6bone_tc_1-j.shtml
CCNP 問題12 / 30 REF:642-902.23160
解説:
6 to 4 トンネル メカニズムでは、予約済みプレフィクス 2002::/16 を使用することで、IPv4 インターネットに接続するサイトは、単一のグローバルに伝送あるいは到達可能な IPv4 アドレスに基づく /48 IPv6 プレフィクスを作成・使用できます。
あなたは、CramMedia.comのネットワーク管理者です。図をよく見てください。
2002::/16 プレフィクスを使用して、自動生成されたトンネルのIPv6 サイト間の接続を許可するには、デュアルスタックルータ上で、どの相互運用機能を実装すればよいですか?
2002::/16 プレフィクスを使用して、自動生成されたトンネルのIPv6 サイト間の接続を許可するには、デュアルスタックルータ上で、どの相互運用機能を実装すればよいですか?
解説:
6 to 4 トンネル メカニズムでは、予約済みプレフィクス 2002::/16 を使用することで、IPv4 インターネットに接続するサイトは、単一のグローバルに伝送あるいは到達可能な IPv4 アドレスに基づく /48 IPv6 プレフィクスを作成・使用できます。
CCNP 問題13 / 30 REF:642-902.23161
解説:
ネイティブ IPv6 はIPv6 の実装範囲が広く、トラフィックの負荷が大きい場合、あるいは少なくともトラフィックが安定している場合に最適です。 ポイントツーポイントトンネルは、IPv6 の必要性がサイトの一部に限定されており、トラフィックが定期的にあるか、トラフィック量が多い場合に最適です。マルチポイントトンネルは、IPv6 の必要性がサイトの一部に限定されており、トラフィックが不定期で、トラフィック量が少ない場合に最適です。最後に、NAT-PT は IPv4限定のホストが IPv6 限定のホストと通信する必要がある場合に役立ちます。
CramMedia では、IPv6 サポートの追加を計画しています。1年目は、既存の大規模な IPv4 ネットワークを中心に小規模のIPv6 を実装し、IPv6 が有効なサーバーやアプリケーションをアプリケーションチームがテストする際に、不定期に IPv6 トラフィックが発生することになります。この場合に最適なツールは、次のどれですか?
解説:
ネイティブ IPv6 はIPv6 の実装範囲が広く、トラフィックの負荷が大きい場合、あるいは少なくともトラフィックが安定している場合に最適です。 ポイントツーポイントトンネルは、IPv6 の必要性がサイトの一部に限定されており、トラフィックが定期的にあるか、トラフィック量が多い場合に最適です。マルチポイントトンネルは、IPv6 の必要性がサイトの一部に限定されており、トラフィックが不定期で、トラフィック量が少ない場合に最適です。最後に、NAT-PT は IPv4限定のホストが IPv6 限定のホストと通信する必要がある場合に役立ちます。
CCNP 問題14 / 30 REF:642-902.23167
解説:
自動 6to4 トンネルと ISATAP トンネルは、どちらもトンネルインターフェース上で tunnnel destination コマンドを使用しません。ただし、自動 6to4 トンネルは、2002::/16 で始まり、トンネルの発信元 IPv4 アドレスが第 2、第 3 オクテットに埋め込まれた IPv6 アドレスを使用しますが、ISATAP トンネルは使用しません。 16進数の C0A5:101 は、192.168.1.1 に相当するため、この設定は自動 6to4 トンネルの設定を完成させる途中であることがわかります。
IPv6 トンネルの片端のルータが以下のように設定されています。ここまで追加されている設定は正しいのですが、設定は未完全です。
interface loopback 1
ip address 192.168.1.1 255.255.255.255
interface tunnel 2
ipv6 address 2002:C0A8:101::1/64
tunnel source loopback 1
ネットワーク エンジニアが意図している可能性が高いトンネルの種類は次のどれですか?
interface loopback 1
ip address 192.168.1.1 255.255.255.255
interface tunnel 2
ipv6 address 2002:C0A8:101::1/64
tunnel source loopback 1
ネットワーク エンジニアが意図している可能性が高いトンネルの種類は次のどれですか?
解説:
自動 6to4 トンネルと ISATAP トンネルは、どちらもトンネルインターフェース上で tunnnel destination コマンドを使用しません。ただし、自動 6to4 トンネルは、2002::/16 で始まり、トンネルの発信元 IPv4 アドレスが第 2、第 3 オクテットに埋め込まれた IPv6 アドレスを使用しますが、ISATAP トンネルは使用しません。 16進数の C0A5:101 は、192.168.1.1 に相当するため、この設定は自動 6to4 トンネルの設定を完成させる途中であることがわかります。
CCNP 問題15 / 30 REF:642-902.23170
解説:
IPv6 移行技術の要約は、次の通りです。 6 to 4 トンネリング: このメカニズムを使用すると、明示的にトンネルを設定しなくても IPv4 ネットワーク上で IPv6 サイトの相互通信が可能になります。この技術の主な利点は、エンドノードの再設定が不要なこととルータの設定を最小限に抑えることができる点ですが、この技術は永久的なソリューションには意図されていません。 ISATAPトンネリング(イントラサイトの自動トンネルアドレシングプロトコル)これは、IPv6 パケットを IPv4 ネットワーク上で送信するメカニズムです。「自動」という語句は、いったん ISATAP サーバ/ルータを設定したら、クライアントだけを設定してそれに接続すればよいということを意味しています。
Teredo トンネリング: これは、IPv4 UDP データグラム内でIPv6 データグラムをトンネル化して、プライベート IPv4 アドレスと IPv4 NAT トラバーサルを使用できるようにするメカニズムです。 GRE トンネリングも実際には IPv6 移行メカニズムですが、BSCI に記述されていないため選択できません(BSCIに記述されている IPv6 移行メカニズムは、手動、6-to-4、Teredo、ISATAPの4種類です)。
IPv6 移行メカニズムは、次のどれですか? (3 つ選択してください)
解説:
IPv6 移行技術の要約は、次の通りです。 6 to 4 トンネリング: このメカニズムを使用すると、明示的にトンネルを設定しなくても IPv4 ネットワーク上で IPv6 サイトの相互通信が可能になります。この技術の主な利点は、エンドノードの再設定が不要なこととルータの設定を最小限に抑えることができる点ですが、この技術は永久的なソリューションには意図されていません。 ISATAPトンネリング(イントラサイトの自動トンネルアドレシングプロトコル)これは、IPv6 パケットを IPv4 ネットワーク上で送信するメカニズムです。「自動」という語句は、いったん ISATAP サーバ/ルータを設定したら、クライアントだけを設定してそれに接続すればよいということを意味しています。
Teredo トンネリング: これは、IPv4 UDP データグラム内でIPv6 データグラムをトンネル化して、プライベート IPv4 アドレスと IPv4 NAT トラバーサルを使用できるようにするメカニズムです。 GRE トンネリングも実際には IPv6 移行メカニズムですが、BSCI に記述されていないため選択できません(BSCIに記述されている IPv6 移行メカニズムは、手動、6-to-4、Teredo、ISATAPの4種類です)。
CCNP 問題16 / 30 REF:642-902.23174
解説:
DR および BDR の選出プロセスの要約は、以下の通りです。
1. インターフェースの優先度(デフォルトは 1)
2. ルータ ID: 手動で指定 > 最大のループバック インターフェース > 最大のアクティブ IP
以下の設定の一部を見てください。
CramMedia1 の DR および BDR の識別には、どのアドレスが適用されますか?
Router1#show run **** output omitted **** interface serial1/1 ipv6 address 2001:410:FFFF: 1::64/64 ipv6 ospf 100 area 0 ! interface serial2/0 ipv6 address 3FFF:B00:FFFF:1::2/64 ipv6 ospf 100 area 0 ! ipv6 router ospf router-id 10.1.1.3 |
CramMedia1 の DR および BDR の識別には、どのアドレスが適用されますか?
解説:
DR および BDR の選出プロセスの要約は、以下の通りです。
1. インターフェースの優先度(デフォルトは 1)
2. ルータ ID: 手動で指定 > 最大のループバック インターフェース > 最大のアクティブ IP
CCNP 問題17 / 30 REF:642-902.23178
解説:
IPv4 ネットワークを IPv6 サービスに移行し、IPv6 ネットワークが IPv4 ネットワーク上で相互通信するための移行戦略は、デュアルスタック、トンネリング、IPv4 との互換性のある IPv6 アドレスなど多数開発されています。 BGP ピアの設定方法は、以下の通りです。
router bgp <as>
neighbor <IPv4 address> or <IPv6 address> or <ipv4 compatible IPv6
address>
ネットワーク トポロジー図:
図をよく見てください。 ルータ CramMedia1 とルータCramMedia2 は、IPv4 インターネットワーク上でのネイバー関係のサポートが設定されている IPv6 BGP ピアです。図のハイライトされたセクションで使用できる有効なネイバー IP アドレスは、次のどれですか?(3 つ選択してください)
図をよく見てください。 ルータ CramMedia1 とルータCramMedia2 は、IPv4 インターネットワーク上でのネイバー関係のサポートが設定されている IPv6 BGP ピアです。図のハイライトされたセクションで使用できる有効なネイバー IP アドレスは、次のどれですか?(3 つ選択してください)
解説:
IPv4 ネットワークを IPv6 サービスに移行し、IPv6 ネットワークが IPv4 ネットワーク上で相互通信するための移行戦略は、デュアルスタック、トンネリング、IPv4 との互換性のある IPv6 アドレスなど多数開発されています。 BGP ピアの設定方法は、以下の通りです。
router bgp <as>
neighbor <IPv4 address> or <IPv6 address> or <ipv4 compatible IPv6
address>
CCNP 問題18 / 30 REF:642-902.23224
解説:
distribute-list in/out コマンドの構文は以下の通りです。
distribute-list access-list-number in/out [interface-name]
access-list-number は受信/発信ルーティング更新を照合する標準の IP アクセスリストです。 [interface-name] 引数はオプションで、更新を受信するインターフェースを指定します。ここで、access-list-number で参照されているアクセスリストは更新の内容に適用されるもので、ルーティング更新パケットの発信元や宛先には適用されないことに注意する必要があります。ルータはアクセスリストに基づいて、ルーティングテーブルにその内容を含めるかどうかを決定します。 例:
access-list 1 permit 1.0.0.0 0.255.255.255 router rip distribute-list 1 in!--- ルータ コンフィギュレーション モードで--- distribute-list コマンドを実行。
ルータ CM4 には、ネイバーにアドバタイズするルートのフィルタリングが設定されています。ルーティング更新の制御を目的とするルートフィルタリングについて正しく説明しているのは、次のどれですか?
解説:
distribute-list in/out コマンドの構文は以下の通りです。
distribute-list access-list-number in/out [interface-name]
access-list-number は受信/発信ルーティング更新を照合する標準の IP アクセスリストです。 [interface-name] 引数はオプションで、更新を受信するインターフェースを指定します。ここで、access-list-number で参照されているアクセスリストは更新の内容に適用されるもので、ルーティング更新パケットの発信元や宛先には適用されないことに注意する必要があります。ルータはアクセスリストに基づいて、ルーティングテーブルにその内容を含めるかどうかを決定します。 例:
access-list 1 permit 1.0.0.0 0.255.255.255 router rip distribute-list 1 in!--- ルータ コンフィギュレーション モードで--- distribute-list コマンドを実行。
CCNP 問題19 / 30 REF:642-902.23230
解説:
ルート マップ動作(permit または deny)は、ルート フィルタリング で使用されるフィルタリング動作の定義を行い、match コマンドの permit または deny 動作は、プレフィクスに一致する条件のみを定義します。 permit 動作を指定するACL 1 の一致しないことから、EIGRP は句番号 10 には一致しないと判断し、句番号 20 に移行します。句番号 20 で参照されているプレフィクスリストには permit 動作が指定されており、プレフィクス 10.10.10.0~10.10.11.255 、プレフィクス長 23 ~ 25に一致します。設問でプレフィクスは両方の条件に一致するため、「プレフィクスリスト fred を参照する句番号 20に一致するため許可される」という選択肢が正解となります。
CM1 には、question というルート マップを使用してルートをフィルタするように EIGRP が正しく設定されています。以下の設定では、ルートマップ全体と関連する設定が記載されています。この設問の場合のプレフィクス
10.10.10.0/24 のフィルタリングについて正しく説明しているのは、次のどれですか?
route-map question deny 10
match ip address 1
route-map question permit 20
match ip address prefix-list fred
!
access-list 1 deny 10.10.10.0 0.0.0.255
ip prefix-list fred permit 10.10.10.0/23 le 25
route-map question deny 10
match ip address 1
route-map question permit 20
match ip address prefix-list fred
!
access-list 1 deny 10.10.10.0 0.0.0.255
ip prefix-list fred permit 10.10.10.0/23 le 25
解説:
ルート マップ動作(permit または deny)は、ルート フィルタリング で使用されるフィルタリング動作の定義を行い、match コマンドの permit または deny 動作は、プレフィクスに一致する条件のみを定義します。 permit 動作を指定するACL 1 の一致しないことから、EIGRP は句番号 10 には一致しないと判断し、句番号 20 に移行します。句番号 20 で参照されているプレフィクスリストには permit 動作が指定されており、プレフィクス 10.10.10.0~10.10.11.255 、プレフィクス長 23 ~ 25に一致します。設問でプレフィクスは両方の条件に一致するため、「プレフィクスリスト fred を参照する句番号 20に一致するため許可される」という選択肢が正解となります。
CCNP 問題20 / 30 REF:642-902.23231
解説:
「ip prefix-list barney permit 10.0.0.0/24 le 28」の選択肢は、24 以上 28 以下のプレフィクス長をあらわしています。
「ip prefix-list wilma permit 10.0.0.0/24 ge 25」の選択肢は、IPv4 サブネットマスク全体の長さより短いプレフィクス長に制限する le パラメータがないため、25 以上 32 以下の範囲を示唆しています。
「ip prefix-list fred permit 10.0.0.0/24 ge 16 le 28」は24ビットより短い16ビット以上という指定になっているため、構文的にエラーです。
「ip prefix-list betty permit 10.0.0.0/24 ge 28」は28ビットより長いプレフィックス長になるため、27ビットのサブネットには一致しません。
エンジニアはワード プロセッサで、1行のプレフィクスリストを 4 つ作成しました。下記の4つの選択肢は、1行のプレフィクスリストを示しています。次に、エンジニアは設定をコピーアンドペーストしてルータに入力しました。プレフィクス長 27 のサブネットに一致するリストは、次のどれですか?
解説:
「ip prefix-list barney permit 10.0.0.0/24 le 28」の選択肢は、24 以上 28 以下のプレフィクス長をあらわしています。
「ip prefix-list wilma permit 10.0.0.0/24 ge 25」の選択肢は、IPv4 サブネットマスク全体の長さより短いプレフィクス長に制限する le パラメータがないため、25 以上 32 以下の範囲を示唆しています。
「ip prefix-list fred permit 10.0.0.0/24 ge 16 le 28」は24ビットより短い16ビット以上という指定になっているため、構文的にエラーです。
「ip prefix-list betty permit 10.0.0.0/24 ge 28」は28ビットより長いプレフィックス長になるため、27ビットのサブネットには一致しません。
CCNP 問題21 / 30 REF:642-902.23232
解説:
10.1.0.0/18 は 10.1.0.0~10.1.63.255 の範囲を示唆しており、4つのサブネットのいずれも含みません。 10.1.64.0/18 は、 10.1.64.0 ~ 10.1.127.255の範囲を示唆しており、すべてのサブネットが含まれます。 10.1.100.0/24 は 10.1.100.0 ~ 10.1.100.255 の範囲を示唆しており、2つのサブネットが含まれません。最後に、10.1.98.0/22 は集約ルートを表しません。10.1.96.0/22 なら 10.1.96.0 ~ 10.1.99.255 の範囲を表し、選択肢 D の 10.1.98.0 はその範囲内の IP アドレスということになります。そのため、IOS はコマンドの処理を実行しますが、パラメータを 10.1.98.0 から 10.1.96.0 に変更するので設問の 4 つのサブネットは含まれません。
CramMedia エンジニアは、ip summary-address
eigrp asn prefix mask コマンドで集約ルートを設定しようと計画しています。 10.1.100.0/25、10.1.101.96/27、10.1.101.224/28、10.1.100.128.25
の4つのサブネットをすべて含む集約ルートを作成するには、そのコマンドに次のどれを追加すればいいですか?
解説:
10.1.0.0/18 は 10.1.0.0~10.1.63.255 の範囲を示唆しており、4つのサブネットのいずれも含みません。 10.1.64.0/18 は、 10.1.64.0 ~ 10.1.127.255の範囲を示唆しており、すべてのサブネットが含まれます。 10.1.100.0/24 は 10.1.100.0 ~ 10.1.100.255 の範囲を示唆しており、2つのサブネットが含まれません。最後に、10.1.98.0/22 は集約ルートを表しません。10.1.96.0/22 なら 10.1.96.0 ~ 10.1.99.255 の範囲を表し、選択肢 D の 10.1.98.0 はその範囲内の IP アドレスということになります。そのため、IOS はコマンドの処理を実行しますが、パラメータを 10.1.98.0 から 10.1.96.0 に変更するので設問の 4 つのサブネットは含まれません。
CCNP 問題22 / 30 REF:642-902.23233
解説:
IP SLA 機能は IP トラフィックが中心のため、IOS は IP SLA に Novell の旧式の IPX プロトコルを含みません。 IP SLA は SNMP MIB を使用して統計を保存しますが、操作に SNMP は使用しません。
IP SLA(サービス レベル アグリーメント)動作の一環として作成されるトラフィックの例は、次のどれですか?(2 つ選択してください)
解説:
IP SLA 機能は IP トラフィックが中心のため、IOS は IP SLA に Novell の旧式の IPX プロトコルを含みません。 IP SLA は SNMP MIB を使用して統計を保存しますが、操作に SNMP は使用しません。
CCNP 問題23 / 30 REF:642-902.23235
解説:
ルーティング プロトコルを有効にするときには、LAN インターフェースを受動インターフェースとして設定します。受動インターフェースは更新を受信しますが、送信は行いません。 passive-interface コマンドは、RIP、 IGRP、 EIGRP、 OSPF、 IS-ISなどすべての IP 内部ゲートウェイプロトコルで使用できます。 コマンドの構文は、以下のとおりです。
Router(config-router)#passive-interface type number
注: passive-interface コマンドは、それをサポートする IP ルーティングプロトコルによって機能が異なります。 OSPF では、受動インターフェースのネットワークアドレスがスタブネットワークとして表示されます。 OSPF ルーティング上方は、パッシブインターフェース経由で発信/受信されません。 EIGRP と OSPF では、ルータは受動インターフェースからの Hello パケットの送信を停止します。そうなると、ルータはネイバー関係を確立できなくなります。従って、ルータはそのインターフェースではルーティング更新の発信/受信はできません。このモジュールの後ろの方では、distribute-list コマンドを使用して EIGRP インターフェース上で受動(パッシブ)効果を達成する方法が記載されています。これなら、隣接関係が防止されません。
図をよく見てください。 ルータ CramMedia4 がルータ CramMedia1 と RIP ルーティング更新を交換し、ルータ CramMedia3 とは更新を交換しないようにする正しい設定は、次のどれですか?
解説:
ルーティング プロトコルを有効にするときには、LAN インターフェースを受動インターフェースとして設定します。受動インターフェースは更新を受信しますが、送信は行いません。 passive-interface コマンドは、RIP、 IGRP、 EIGRP、 OSPF、 IS-ISなどすべての IP 内部ゲートウェイプロトコルで使用できます。 コマンドの構文は、以下のとおりです。
Router(config-router)#passive-interface type number
注: passive-interface コマンドは、それをサポートする IP ルーティングプロトコルによって機能が異なります。 OSPF では、受動インターフェースのネットワークアドレスがスタブネットワークとして表示されます。 OSPF ルーティング上方は、パッシブインターフェース経由で発信/受信されません。 EIGRP と OSPF では、ルータは受動インターフェースからの Hello パケットの送信を停止します。そうなると、ルータはネイバー関係を確立できなくなります。従って、ルータはそのインターフェースではルーティング更新の発信/受信はできません。このモジュールの後ろの方では、distribute-list コマンドを使用して EIGRP インターフェース上で受動(パッシブ)効果を達成する方法が記載されています。これなら、隣接関係が防止されません。
CCNP 問題24 / 30 REF:642-902.23250
解説:
公共電話ネットワークはトランスポート プロトコルに ATM を使用するため、PPPoE はデジタル回線サブスクライバーライン(DSL)によるインターネットブラウジングに幅広く使用されています。そのため、イーサーネットフレームはイーサーネットと ATM の両方に対応するプロトコル内でカプセル化する必要があります。
ルータを PPPoE クライアントとして設定する目的は何ですか?
解説:
公共電話ネットワークはトランスポート プロトコルに ATM を使用するため、PPPoE はデジタル回線サブスクライバーライン(DSL)によるインターネットブラウジングに幅広く使用されています。そのため、イーサーネットフレームはイーサーネットと ATM の両方に対応するプロトコル内でカプセル化する必要があります。
CCNP 問題25 / 30 REF:642-902.23253
解説:
GRE トンネル インターフェースから発信されたパケットが伝送される際に GRE カプセル化が行われるのが正解です。
支店ルータであるルータ R1 は、DSL を使用してインターネットに接続しています。トラフィックの一部は DSL 接続で GRE と IPsec トンネルを使用してエンタープライズネットワークに転送されます。特定のパケットに対し、GRE カプセル化を適用する指示をルータに出すロジックを最も良くよく説明しているのは次のどれですか?
解説:
GRE トンネル インターフェースから発信されたパケットが伝送される際に GRE カプセル化が行われるのが正解です。
CCNP 問題26 / 30 REF:642-902.23254
解説:
ISR ルータには、1811、1841などの イーサーネットスイッチモジュールがあります。イーサーネットスイッチモジュールが実装されていれば、VLAN を設定できます。
支店 ISR ルータがインターフェースの VLAN 設定を含むのは、どのような場合ですか?
解説:
ISR ルータには、1811、1841などの イーサーネットスイッチモジュールがあります。イーサーネットスイッチモジュールが実装されていれば、VLAN を設定できます。
CCNP 問題27 / 30 REF:642-902.23255
解説:
NAT の設定は、参照 ACL で許可されたパケットにのみ適用されます。 そのため、インターネットに転送されるパケットをACL で許可すれば、そのパケットに NAT が実行されます。同様に、エンタープライズに転送されるパケットを ACL で拒否すれば、ルータはそのパケットに NAT を適用しません。
支店ルータであるルータ R1 は、DSL を使用してインターネットに接続しています。トラフィックの一部は DSL 接続で GRE と IPsec トンネルを使用してエンタープライズネットワークの中心に伝送されます。また、支店ではローカルホストが同一の DSL 接続でインターネットの公共サイトに直接通信できるようになっています。エンタープライズに転送されるトラフィックには NAT を実行せずに、インターネットに転送されるトラフィックのみ NAT を実行するためには、支店の NAT をどのように設定すればよいですか?
解説:
NAT の設定は、参照 ACL で許可されたパケットにのみ適用されます。 そのため、インターネットに転送されるパケットをACL で許可すれば、そのパケットに NAT が実行されます。同様に、エンタープライズに転送されるパケットを ACL で拒否すれば、ルータはそのパケットに NAT を適用しません。
CCNP 問題28 / 30 REF:642-902.23256
解説:
IPSec トンネルを使用すると、暗号化や認証など、より安全な通信が可能になります。ただし、GRE トンネルを併用しない限り、トンネル経由の IGP 通信はサポートされません。
ルータ CM1 はエンタープライズの支店にあり、インターネットを使用してエンタープライズの他の部分に接続しています。 CM1 とエンタープライズの他の部分間でパケットをインターネット経由で送信する場合に、IPsec トンネルを使用する利点に該当しないのは、次のどれですか?
解説:
IPSec トンネルを使用すると、暗号化や認証など、より安全な通信が可能になります。ただし、GRE トンネルを併用しない限り、トンネル経由の IGP 通信はサポートされません。
CCNP 問題29 / 30 REF:642-902.30322
解説:
「オーバーレイ トンネルは、IPv4 / IPv6 対応の境界ルータ間や...」: オーバーレイ トンネルは、IPv4 / IPv6 対応の境界ルータ間や、境界ルータとホストの間に設定できます。
「Cisco IOS は、手動、Generic Routing Encapsulation(GRE; 汎用ルーティング カプセル化)、IPv6 互換、4to6、Intra-site...」: Cisco IOS は、手動、Generic Routing Encapsulation(GRE; 汎用ルーティング カプセル化)、IPv4 互換、6to4、Intra-site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) オーバーレイ トンネリング メカニズムに対応しています。
「オーバーレイトンネリングは、IPv6 パケットを IPv4 パケット内にカプセル化して...」: オーバーレイ トンネリングは、IPv6 パケットを IPv4 パケット内にカプセル化して、IPv4 インフラストラクチャ上で転送します。
IPv6 トンネルは、IPv4 インフラストラクチャ上で隔離された IPv6 ネットワークと通信する必要があります。現在 IPv6 オーバーレイトンネルには 5 種類あります。IPv6 オーバーレイトンネルについて正しい説明は、次のどれですか?(3 つ選択してください)
最も適切な答えを 3 つ選択してください。
最も適切な答えを 3 つ選択してください。
解説:
「オーバーレイ トンネルは、IPv4 / IPv6 対応の境界ルータ間や...」: オーバーレイ トンネルは、IPv4 / IPv6 対応の境界ルータ間や、境界ルータとホストの間に設定できます。
「Cisco IOS は、手動、Generic Routing Encapsulation(GRE; 汎用ルーティング カプセル化)、IPv6 互換、4to6、Intra-site...」: Cisco IOS は、手動、Generic Routing Encapsulation(GRE; 汎用ルーティング カプセル化)、IPv4 互換、6to4、Intra-site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) オーバーレイ トンネリング メカニズムに対応しています。
「オーバーレイトンネリングは、IPv6 パケットを IPv4 パケット内にカプセル化して...」: オーバーレイ トンネリングは、IPv6 パケットを IPv4 パケット内にカプセル化して、IPv4 インフラストラクチャ上で転送します。
CCNP 問題30 / 30 REF:642-902.30356
解答:
解説: 正解は、以下のようになります。
左側の BGP 属性の説明をクリックして、相応する右側の BGP 属性にドラッグしてください。
解答:
解説: 正解は、以下のようになります。
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