2012年11月14日水曜日

117-201 LPI認定レベル2 Linux 一般 1 (Ver3.5対応/更新版)

LPI 問題1 / 30   REF:117-201V4.28806


/、/usr、/var、/tmp を個別のパーティションとして作成したシステム上で、読み取り専用で安全にマウントできるファイルシステムは、次のどれですか?











解説:

/tmp および /var には、書き込み操作が必要です。 /usr は、ディレクトリの中で最も静的です(/usr/local を除く)。

LPI 問題2 / 30   REF:117-201V4.28809


カーネルにパッチを当てるためにカーネル ソースと一緒に含まれているスクリプトは、次のどれですか?









解説:

http://book.opensourceproject.org.cn/distrib/ubuntu/unleashed/opensource/0672329093/ch35lev1sec6.html を参照

すべてのソースコードをダウンロードする代わりに、カーネルにパッチを当てれば、Linux カーネルの最新バージョンにアップグレードすることができます。 この方法は、高速ブロードバンド接続を使用していない場合に適しています。 (通常、カーネル ソースの圧縮ファイルは、約 30MB で、512Kb DSL 接続の場合のダウンロード所要時間は約10分です。これを目安にして、使用している接続での推定所要時間を計算してください) 既存のソースにパッチを当てても、フルソースをダウンロードしても、最終結果は同じです。

カーネルにパッチを当てていくのは単純作業ではありません。ユーザは、現在のバージョンからアップグレードしたいバージョンまでのパッチをすべて取得する必要があるからです。 例えば、現在 2.6.1 を稼動しており (ソースを所有)、2.6.8 にアップグレードしたい場合には、2.6.2、2.6.3、…とパッチセットを取得していく必要があります。 ダウンロードが完了したら、これらのパッチを 2.6.8 まで順番に当てていきます。この方法だと完全なソースをダウンロードするより手間がかかりますが、カーネルハッキングを理解し、増分アップグレードにより Linux カーネルをできるだけ最新に保ちたい場合に役立ちます。

現在使用中のカーネル バージョンのカーネル ソース ディレクトリ内にある patch-kernel スクリプトを使用すると、1 回の操作で複数のバージョンのパッチを当てることができます。 このスクリプトは、必要なバージョンのパッチをすべて適用してカーネルを最新版にアップグレードします。

patch-kernel スクリプトを使用するための書式は、以下の通りです。

patch-kernel source_dir patch_dir stopversion

LPI 問題3 / 30   REF:117-201V4.28811


サーバに搭載されている IDE ハードドライブのうち、1台のデータ転送速度が非常に遅くなっています。 このドライブ上で DMA を有効にするには、次のどのコマンドを実行すればよいですか?











解説:

hdparm は、Linux SATA/PATA/ SAS "libata" サブシステムや古い IDE ドライバ サブシステムが対応している様々なカーネル インターフェースのコマンド行インターフェースを提供します。 新型(2008 年以降)の USB ドライブ エンクロージャは "SAT" (SCSI-ATA コマンド変換)に対応しているため 、hdparm とも連動できる場合もあります。(例:新型の WD "Passport" モデルや NexStar-3 エンクロージャなど) 最新のカーネルでのみ正常に動作するオプションもあります。

-d Disable/enable ドライブの "using_dma" フラグです。 このオプションは、カーネル IDE ドライバで認識可能なDMA 対応のドライブや PCI インターフェースの組み合わせのほとんどに使用できます。 また、ほとんどの BIOS は起動時にドライブを正しい DMA モードにプログラムしますが、念のために適切な -X オプションと -d1 を併用するとよいでしょう。 DMA を使用すると、I/O スループットが高速化し、CPU 使用率が低下して、ほぼ確実に性能が向上します。

LPI 問題4 / 30   REF:117-201V4.28814


Windows 95/98 マシンから正常にアクセスできる ISO9660 ファイルシステムを作成するコマンドは、次のどれですか?











解説:

http://linux.about.com/library/cmd/blcmdl8_mkisofs.htm を参照

-J は、通常の ISO9660 ファイル名に加え、Joliet ディレクトリレコードを生成します。 これは主に、Windows NT や Windows 95 マシンがディスクを使用する場合に役立ちます。.-T は、CD ROM の各ディレクトリ内に変換テーブルファイル TRANS.TBL を生成します。これは、Rock Ridge 非対応システムで正しいファイル名を得るために有用です。 -o ファイル名 は、生成されたISO9660 ファイルシステムイメージの出力先を指定します。

Windows マシンには Rock Ridge は必要ではないため、"-r" は省略できます。

LPI 問題5 / 30   REF:117-201V4.28827


ext3 ファイルシステムを作成するために使用するコマンドは、次のどれですか?











解説:

mkfs -t ext3 or mkfs.ext3 も使用できます。

mke2fs を呼び出す場合は、-J オプションを使用してジャーナリングを有効にする必要があります。それ以外の場合は ext2 を使用します。

LPI 問題6 / 30   REF:117-201V4.28828


Linux カーネルの2.4 シリーズを稼動するシステムで、(E)IDE ディスク向けに32 ビット I/O 転送モードを有効に設定するには、何をすればいいですか?











解説:

説明:

hdparm は標準的なLinuxの ATA/IDE デバイスドライバ サブシステムでサポートされる色々なハードディスクの ioctls への、コマンドライン インターフェースを提供します。 いくつかのオプションは、最新のカーネルでしか正しく動作しません。

-c (E)IDE 32 ビット I/O サポートの問い合わせ/有効化を行います。 32 ビット I/O サポートを有効/無効にするには、数値のパラメータが用いられます。 現在サポートされている値には、32 ビット I/O サポートを無効する 0、32 ビット データ転送を有効にする 1、多くのチップセットで必要とされる特別な sync シーケンスを使った 32 ビットデータ転送を有効にする 3 があります。 3 の値はほぼすべての 32 ビット IDE チップセットに有効ですが、ほんの少しだけオーバーヘッドが発生します。 「32 ビット」とは、PCI または VLB バスとインターフェース カードとの間のデータ転送についてであることに注意してください。すべての(E)IDE ドライブは、いまだにインターフェースカードからリボンケーブルを通る 16 ビット接続しか持ちません。

LPI 問題7 / 30   REF:117-201V4.28832


新規の2.4シリーズのカーネルを設定した後、インクルードファイルなどのすべての依存関係を作成する必要があります。 この場合に実行するコマンドは、次のどれですか?











解説:

/usr/src/linux# make clean

すでにシステムを構築済みで小さな変更だけを行うためにすべてのオブジェクトを再コンパイルしたくない場合は、この手順を省略してください。

完全に最初から始めたい場合にのみ、この手順を実行します。

/usr/src/linux# make mrproper これは、バイナリディレクトリを完全に消去します。 これを実行するのは、何か致命的なミスをした場合のみです。 .config ファイルが削除されてしまうため、事前にファイル名を変更しておくように注意してください! これを実行することは滅多にありません。

/usr/src/linux# make dep

これを使うと、すべてのヘッダファイルの依存関係を調べることができます。 設定変更を行うたびに実行してください。

LPI 問題8 / 30   REF:117-201V4.28834


一部のユーザは、他のゾーンのホストには正常にアクセスできるのに、特定のローカルホストにホスト名で接続できません。 IP アドレスでならホストにアクセスできると想定した場合に、問題のヒントが見つかる可能性のあるデフォルトのログファイルは、次のどれですか?











解説:

BIND は、有効なロギング句が使用できるまで syslogd を使用します。ですから、有効なロギング句の前、または有効なロギング句がない場合には、named.conf がエラー解析を実行し、他の情報は /var/log/messages (syslog.conf により異なる)に表示されます。

これは、Ubuntu システム上の /var/log/syslog に相当します。

LPI 問題9 / 30   REF:117-201V4.28839


特定のネットワーク/ホストから DNS サーバへのアクセスを許可する方法は、次のどれですか?











解説:

特定のクライアントの DNS サーバへのアクセスを許可するには、以下を使用します。

allow-query { 192.168.0.1; };

また、以下のように acl キーワードを使用することもできます。

acl lan { 192.168.0.1; };

...

allow-query { lan; };

LPI 問題10 / 30   REF:117-201V4.28845


ディスクパーティション /dev/sda3 to /dev/sdb3 をコピーするコマンドは、次のどれですか?









解説:

manページより: dd – ファイルの変換とコピーを行います。

構文 dd [OPERAND]... dd OPTION

説明 オペランドに従ってファイルの変換・フォーマットを行い、ファイルをコピーします。

bs=一度に指定したバイトのブロックを読み書きを実行します (ibs=、obs=も参照)。 if=FILE 標準入力(stdin)の代わりとなる入力ファイルを指定します。 of=FILE 標準出力(stdout)の代わりとなる出力ファイルを指定します。

LPI 問題11 / 30   REF:117-201V4.28847


ユーザーJosephは、ソースコードからプログラムを正常に展開しコンパイルしました。 バイナリをインストールしたところ、エラーが発生しました。 最も可能性の高い理由は、次のどれですか?









解説:

/usr/local への書き込みには、通常 root 権限が必要です。

LPI 問題12 / 30   REF:117-201V4.28848


複数のソースコードのアップデートと依存関係の解決が終了しました。 コードをバイナリ形式に再コンパイルする前に実行するコマンドは、次のどれですか?









解説:

make all は、コードのコンパイルを実行します。make clean は、コンパイル前に実行する唯一の選択肢です。make modules, make bzImage は、カーネルのビルドで指定します。

LPI 問題13 / 30   REF:117-201V4.28851


udev の実行時の行動を制御するためのツールは、次のどれですか?











解説:

manページより:

udevadm - udev 管理ツール

udevadm はコマンドおよびコマンド特有のオプションを待機し、 Udevの実行時の動作の制御、カーネル イベントの要求、イベント キューの管理、シンプルなデバッグ機構の提供を行います。

LPI 問題14 / 30   REF:117-201V4.28854


デバイスがマウントされたり、アンマウントされたりするたびに、マウントされたデバイスや使用オプションに関する情報を提供するためにアップデートされるシステムファイルは、次のどれですか? (2 つ選択してください)











解説:

mount および umount プログラムは、現在マウントされているファイルシステムの一覧を /etc/mtab ファイルに保存します。 mount に引き数なしで実行された場合には、このリストが表示されます。

http://linux.web.cern.ch/linux/scientific5/docs/rhel/Deployment_Guide/s2-proc-mounts.html を参照してください。/etc/mtab の内容に似ていますが、/proc/mount の方が最新です。

LPI 問題15 / 30   REF:117-201V4.28858


IDE ハードディスクが DMA と 32 ビット I/O サポートの両方を使用するように設定する hdparm コマンドライン オプションは、次のどれですか?











解説:

manページより:

hdparm は標準的なLinux の ATA/IDE デバイスドライバ サブシステムでサポートされる色々なハードディスクの ioctls へのコマンドライン インターフェースを提供します。

-c Query/enable (E)IDE 32-bit I/O support. 32 ビット I/O サポートの有効/無効の設定には数字のパラメータが使用されます。 現在サポートされている値には、32 ビット I/O サポートを無効に設定する 0、32 ビット データ転送を有効に設定する 1、多くのチップセットで必要とされる特別な sync シーケンスを使った 32 ビットデータ転送を有効にする 3 があります。

-d Disable/enable ドライブの "using_dma" フラグです。 このオプションは、カーネル IDE ドライバで認識可能なDMA 対応のドライブや PCI インターフェースの組み合わせのほとんどに使用できます。 また、ほとんどの BIOS は起動時にドライブを正しい DMA モードにプログラムしますが、念のために適切な -X オプションと -d1 を併用するとよいでしょう。

LPI 問題16 / 30   REF:117-201V4.28863


カーネル ソース ツリーから patch-2.4.28.tar.bz2 パッチを削除するコマンドは、次のどれですか?













解説:

bunzip2: -c --stdout 解凍した結果を標準出力に出力します。patch: -R または--reverse このパッチが古いファイルで、新規ファイルとスワップされたとします。 Patch は、その適用の前に、各差分をスワップしようと試みます。 拒否されるとスワップされた形式で出力されます。

LPI 問題17 / 30   REF:117-201V4.28865


コンパイル済みモジュールを /lib/modules/<kernel-version> に移動しましたが、'modprobe -a <module-name>' のロードに失敗しました。 このモジュールを使用するためには、何をする必要がありますか?











解説:

manページより:

depmod - modules.dep とマップファイルを生成するプログラムです。

depmod は、 /lib/modules/ version 以下のモジュールをひとつひとつ読み込み、各モジュールがどんなシンボルをエクスポートしているかやどんなシンボルを必要としているかを調べて、モジュールの依存関係のリストを作ります。 デフォルトでは、このリストは同じディレクトリの modules.dep に書かれ、modules.dep.bin というバイナリハッシュ バージョンにも書かれます。 ファイル名がコマンドラインで与えられると、それらのモジュールに限って調べられます (全てのモジュールが列挙されていない限り、これが役に立つことは滅多にありません) 。また、depmod はモジュールが提供するシンボルのリスト一覧を示す modules.symbols というファイルを作成し、そのバイナリハッシュ バージョンである modules.symbols.bin も作成します。

modprobe を実行するときは、 modprobe に相応する depmod ユーティリティ (depmod(8) を参照) で生成された modules.dep.bin (または人に可読なバージョンの modules. dep)が最新の状態である必要があります。 このファイルには、それぞれのモジュールが(もしあれば)他のどのモジュールを必要としているかが列挙されていて、 modprobe はこれを使って依存するモジュールを自動的に追加したり削除したりします。

LPI 問題18 / 30   REF:117-201V4.28870


現在のディレクトリが /root で、カーネルソースの位置が /usr/src/linux の場合、/tmp/foopatch パッチを適用するために使用するコマンドは、次のどれですか?











解説:

manページより:

patch は、プログラム diff で生成された差分リストを含むパッチファイル patchfile を引数に取り、 1 個または複数のオリジナルファイルにこれらの差分を適用し、パッチの当たったバージョンを生成します。 通常、オリジナルファイルは パッチの当たったバージョンに上書きされます。 [...] コマンドラインでオリジナルファイルが指定されていない場合、patch は最初のゴミから編集ファイルのファイル名を推測しようと試みます。

LPI 問題19 / 30   REF:117-201V4.28880


リモートユーザーアカウント kevin を使用して、./fyf/ ディレクトリをリモートホスト deltaur 上の /var/tmp/ ディレクトリに安全にコピーするためのコマンドは、次のどれですか?









解説:

manページより:A

rsync – 高速で汎用性の高いリモート(およびローカル)ファイルコピーツールです。 -a, --archive アーカイブモード; -rlptgoD と同じです ( -H、-A、-Xは無し) 。-e, --rsh=COMMAND 使用するリモートシェルを指定します。

LPI 問題20 / 30   REF:117-201V4.28881


ext3 ファイルシステム上でジャーナリングが機能していません。 起動時に以下の行が表示されます。

VFS: Mounted root (ext2 filesystem) readonly.

問題の原因と考えられるのは、次のどれですか?









解説:

デフォルトで、カーネルは bootloader の指示により、読み取り専用でルート パーティションをロードします。この時点で、/etc/fstab は発生しません。

LPI 問題21 / 30   REF:117-201V4.28883


様々なスタッフが定期的に更新を行うイントラネット ウェブ サーバのバックアップには、何を実行すればいいですか?











解説:

定期的に更新されるデータに対して毎日フルバックアップを実行するのはやりすぎですから、毎日増分バックアップを実行し、念のために週 1 回フルバックアップを実行するようにしてください。

LPI 問題22 / 30   REF:117-201V4.28885


起動時にカーネルが使用する ramdisk ファイル(/boot/initrd)の内容にアクセスするためのコマンドは、次のどれですか?











解説:

これは、旧 initrd バージョンです。 新規の initramfs は圧縮された cpio アーカイブで、マウントの必要はありません。

LPI 問題23 / 30   REF:117-201V4.28889


システムのスワップ領域が不足しています。 5GB の追加のスワップ領域を初期化するために使用するコマンドの組み合わせは、次のどれですか?











解説:

Linux では通常、スワップパーティション全体を使用しますが、ファイルを使用することも可能です。目的にあわせたサイズのファイルを作成し、そのファイルをスワップ領域に指定して(mkswap)、カーネルに追加スペースを使用するように指示します(swapon)。

スワップファイルを /etc/fstab に追加すれば、次回の起動時から自動的にスワッピングが有効になります。

LPI 問題24 / 30   REF:117-201V4.28898


automounter に関する正しい説明は、次のどれですか?(3 つ選択してください)











解説:

manページより:

autofs は設定ファイル /etc/auto.master ( auto.master (5)を参照) を読んで、システム上のマウントオプションを見つけます。 各マウントオプションについて、適切な引き数を付けてautomount(8) プロセスが開始されます。 オートマウントシステムのアクティブなマウントポイントは /etc/rc.d/init.d/autofs status コマンドでチェックすることができます。 auto.master 設定ファイルを処理した後、autofs スクリプトは同じ名前の NIS マップをチェックします。 そのようなマップが存在する場合、そのマップは任意のオプション引き数を付けて auto.master マップと同じ方法で処理されます。 NIS マップは最後に処理されます。 /etc/init.d/autofs reload は、実行中のデーモンに現在の auto.master マップをチェックさせます。 エントリが変更されたデーモンは kill され、 新しいエントリまたは変更されたエントリのデーモンが開始されます。 マップが変更されると、その変更はすぐに有効になります。 auto.master マップが変更された場合、変更を有効にするために autofs スクリプトを再実行する必要があります。 /etc/rc.d/init.d/autofs status は現在の設定と現在実行中の automount デーモンのリストを表示します。

LPI 問題25 / 30   REF:117-201V4.28909


以下の df –I の出力を見てください。

Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on

/dev/md0 1966080 45044 1921036 3% /

none 125731 712 125019 1% /dev

none 127729 1 127728 1% /dev/shm

none 127729 17 127712 1% /var/run

none 127729 2 127727 1% /var/lock

none 1966080 45044 1921036 3% /var/lib/ureadahead/debugfs

/dev/sde1 0 0 0 - /mnt



/dev/sde1 が使用している可能性が最も高いファイルシステムは、次のどれですか?









解説:

ReiserFS は動的 iノードを使用しているため、 df –i で問い合わせても iノード数を表示しません。

LPI 問題26 / 30   REF:117-201V4.28915


/dev/hda1 上の予約ブロックを表示するコマンドは何ですか? (パラメータやオプションをすべて含めたコマンドを答えてください)


解答:tune2fs -l /dev/hda1

解説:

-l このプログラムを使用して設定できるパラメータの現在値を含めたファイルシステムのスーパーブロックの内容を表示します。

LPI 問題27 / 30   REF:117-201V4.28919


あなたは、ワークステーションがランレベル 4 で起動するように設定したところ、X サーバが正常に起動せず、マシンのローカル アクセスが許可されないことに気づきました。 最後に稼動していた既知のカーネルイメージが Linux の場合、マシンへのローカルアクセスを再び有効にするには、LILO プロンプトで何のコマンドを実行するのが最も効果的ですか?


解答:linux s

解説:

http://www.snow.nl/dist/xhtmlc/ch02s02.html を参照

LILO でシングル ユーザ モードで起動するには、起動したいカーネルに相応するラベル名の後に "s"、"S" 、または "single" と入力します。 ラベルが "Linux" の場合、LILO プロンプトには以下のいずれかひとつを入力できます。

LILO: Linux s LILO: Linux S LILO: Linux single

ランレベル(例えばテキストのみのランレベルであるランレベル 4)を定義した場合は、以下の行を入力すると、ランレベル 4で起動してシステムへのアクセスを回復できます。

LILO: Linux 4

LPI 問題28 / 30   REF:117-201V4.28925


カーネル 2.6 に接続・認識されており、PC カードに関する情報を格納する /proc のサブディレクトリは何ですか? 完全パスを答えてください。


解答:/proc/bus/pccard

解説:

http://tldp.org/HOWTO/PCMCIA-HOWTO-7.html を参照

2.2 以降のカーネルでは、PCMCIA パッケージはステータス情報のツリーを /proc/bus/pccard ディレクトリ以下に作ります。 多くの情報は PCMCIA ホストコントローラ用のデータシートを使用しなければ解読できません。 ドライバの設定により内容は異なりますが、以下のすべてまたは一部を含む場合があります。

/proc/bus/pccard/{irq,ioport,memory} これらのファイルがある場合は、通常のカーネル リソース テーブルを補完するリソース割り当て情報が含まれています。 最近の PCMCIA システムのバージョンでは、設定に応じて Plug and Play BIOS のリソース情報もあわせて取得する場合があります。 /proc/bus/pccard/drivers 最近のリリースの場合、このファイルは現在ロードされているすべての PCMCIA クライアント ドライバの一覧を表示します。 /proc/modules とは異なり、カーネルに静的にリンクされたドライバも表示されます。 /proc/bus/pccard/*/info 各ソケットのホストコントローラと機能を記述します。 /proc/bus/pccard/*/exca コントローラの``ExCA'' Intel i82365sl 対応レジスタセットのダンプが含まれています。 /proc/bus/pccard/*/{pci,cardbus} CardBus ブリッジの PCI 設定スペースのダンプおよびブリッジの CardBus 設定レジスタのダンプが含まれています。

LPI 問題29 / 30   REF:117-201V4.28941


Linux カーネル ドキュメンテーションが格納されているディレクトリは何ですか?


解答:/usr/src/linux/Documentation

解説:

http://tldp.org/LDP/Linux-Filesystem-Hierarchy/html/usr.html を参照

/usr/src/linux/Documentation

カーネルの再コンパイルに必要なドキュメンテーションを含んでおり、 Linux システム一般についての情報もたくさんあります。 このディレクトリの内容に関する詳細は、/usr/src/linux/Documentation/00-INDEX を参照してください。 より詳細なドキュメンテーションは /usr/src/linux/Documentation/Docbook にあります。

LPI 問題30 / 30   REF:117-201V4.28965


システムの RC スクリプトの解釈には、一般的にシェルがよく使用されます。 そのようなスクリプトの 1 行目を入力してください。


解答:#!/bin/sh

解説:

POSIX と互換性のあるシェル全部で使用できるスクリプトを使用します。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。